
厳かな雰囲気で営まれた乙宝寺での「おまんだらまつり」の法要=胎内市乙
新潟県胎内市乙の名刹(めいさつ)乙宝寺で、年に一度曼荼羅(まんだら)を開帳する「おまんだらまつり」が営まれた。千体以上の仏が描かれた曼荼羅の掛け軸を前に、参拝者や地域の安寧(あんねい)を祈願した。
曼荼羅はハスの糸で織られた一対の掛け軸で、大きさはそれぞれ縦2メートル、横1・5メートルほど。おまんだらまつりは「春を呼ぶ法要」として、古くから毎年2月6日に営まれている。今年は約100人が参列した。
11人の僧侶による法要では、読経の中、乙宝寺の小川義隆住職(40)が護摩木をたいた。家内安全や入試合格など祈とうを依頼した一人一人の願いも読み上げられた。能登半島地震など被災地の復興も祈った。
法要...
残り86文字(全文:386文字)