新潟県村上市消防本部は、通報者と司令室が映像を通じてやりとりをする「映像通報119」を導入した。県内では8カ所目で新潟市を除く下越地域では初となる。村上市消防は村上、関川、粟島浦3市村と、県内最大の面積をカバー。消防署から遠い地域もあるため事故や救急両面での活用が期待される。

 映像通報システムは通報を受けた司令室が、通報者のスマートフォンにショートメッセージで専用のアドレスを送信。通報者がアクセスすると、司令室がスマホのカメラで現場の状況を確認したり、動画で救命措置の指示を出したりする仕組みだ。

 導入初日の2月6日にはデモンストレーションを行った。男性が倒れ、同僚が119番通報した場面を想定...

残り184文字(全文:484文字)