良寛や、地元ゆかりの人々の作品が並ぶ「新春所蔵品展」=燕市上諏訪
良寛や、地元ゆかりの人々の作品が並ぶ「新春所蔵品展」=燕市上諏訪

 新潟県燕市分水良寛史料館(上諏訪)で企画展「新春所蔵品展」が開かれている。燕市指定文化財の良寛作品や、地元ゆかりの作品など計50点が並び、訪れた人たちが郷土の文化を堪能している。

 同館では主に良寛や関係者などの作品を公開しているが、今回は、広く地域の人々の作品も紹介。良寛の作品は和歌など5点を展示する。

 私財を投じ堤防に桜を植えた、燕市名誉市民の山宮半四郎の画賛「分水の桜」は、桜の絵に「自分が死んだ後も永遠にきれいな花を咲かせてほしい」といった意味の和歌が添えられている。同じく名誉市民で、将棋の原田泰夫九段の書「日本海」には、故郷への感謝の思いが込められている。

 地蔵堂本町1の鎮守堂「願(が...

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