営業を再開した「ホステルパーチ」のサウナで防火対策について説明する伊藤渉代表=佐渡市河原田諏訪町
営業を再開した「ホステルパーチ」のサウナで防火対策について説明する伊藤渉代表=佐渡市河原田諏訪町

 2024年11月のぼや火災により、営業を休止していたゲストハウス「ホステルパーチ」(新潟県佐渡市河原田諏訪町)のサウナ施設が、約3カ月ぶりに営業を再開した。サウナストーブ煙突周りの不燃材の厚みを増やすなど改修し、防火対策を強化した。

 ぼや火災は1階のサウナの天井内部を焦がした。伊藤渉代表(43)によると、天井内部に熱がこもり、炭化した木材から発火したとみられる。初期消火で消し止め、けが人はいなかった。

 警察や消防の調べで、構造上の不備などは指摘されなかったが、施設の安全性を高める必要があると判断。24年12月から着手した改修工事では、天井と床に新たに空気口をつくり、換気を強化したほか、煙突周...

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