オンライン診療の実証事業などについて議論が交わされた一般質問=2月26日、県議会
オンライン診療の実証事業などについて議論が交わされた一般質問=2月26日、県議会

 新潟県議会は2月26日、2月定例会の本会議を開き、一般質問を行った。県が2024年度に取り組むとしていた、オンライン診療を用いた専門外来の実証事業について、県は費用対効果の面で再検討が必要になったことを明らかにした。システムの改修に多額の費用がかかるためで、県は新たな運用方法を検討するとしている。

 深刻な医師不足などを背景に、県は2023年度からオンライン診療の実証事業を行っている。最初はへき地を対象にしたモデル事業で、23年11月〜24年9月に県内5市町で実施。24年度はさらに、少数の専門医で全県をカバーする専門外来でも実証を行うとし、当初予算で1913万円を付けていた。小児慢性疾患などで...

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