厳しい修行を終えた僧侶たちを迎え、萬福寺で行った帰山奉告式=柏崎市畔屋
厳しい修行を終えた僧侶たちを迎え、萬福寺で行った帰山奉告式=柏崎市畔屋

 新潟県柏崎市畔屋の萬福寺で、100日間の過酷な修行を終えた住職の平山要輝さん(37)の「帰山奉告式」が行われた。平山さんの奉告式は8年ぶり3回目。寒空の下、修行を共に積んだ県外の僧侶9人と共に、力強く頭から冷水をかぶった。

 平山さんら10人は、2024年11月1日から25年2月10日まで、日蓮宗の正中山(しょうちゅうざん)法華経寺(千葉県)で「大荒行(だいあらぎょう)」に挑んだ。1日7回水をかぶり、読経など修行に明け暮れた。食事は1日2食でおかゆ、睡眠時間は1日約2時間だという。

 奉告式は2月16日に行われ、ふんどし姿でひげ面の10人の僧侶が、読経しながら何度も頭から水をかぶり、身を清めた。...

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