将棋の藤井聡太棋王(七冠)に増田康宏八段が挑む第50期棋王戦コナミグループ杯5番勝負(新潟日報社など主催、協賛社・大塚製薬)第3局が3月2日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで指されました。このページでは、対局の情報などをテキスト(文章)と写真でお伝えします。最新情報は上部に掲載していきます。
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恒例の棋王戦新潟対局は、藤井聡太棋王が計12時間に及ぶ激闘を制し、3連覇を達成しました。藤井棋王の底力を見せつけられた熱戦。来年はどんな対局を見せてくれるのでしょうか。若き王者の戦いぶりから、今後も目が離せません。
[午後10時]藤井棋王の記者会見が始まりました。

(試合を振り返って)
藤井棋王「かなりきわどい勝負だった」
(新潟対局での棋王タイトル獲得は初となる)
藤井棋王「温かく歓迎していただいてうれしく思います。指し直しも熱戦というか、難しい将棋だった。気持ちを切らさず指すことができた」

(棋王タイトル通算27期となり、谷川浩司十七世名人と並びました)
藤井棋王「私の憧れの人なので、光栄に思います」
(体調は。感想戦でも咳き込む場面があったが)
藤井棋王「咳が続いているが、対局には影響はなかったです」

[午後9時57分」まもなく記者会見です。

[午後9時8分]感想戦


[午後8時55分]増田八段が投了。藤井棋王が3連勝で3連覇。飯島八段は「藤井さんの終盤の読みが正確だった。最後は一瞬でした」「それにしての二人ともすごい体力でしたね」と、大激戦を繰り広げた2人に驚嘆。


[午後8時47分]控え室では「少し差がつき始めたか」と藤井棋王の形勢がよいとの見方が。
[午後8時43分]飯島八段「お互いの調子がいいと、こういう事が起こる。すごいです」「(逆転の余地は)まだ全然ある」
[午後8時40分]控え室では会話も少なめ。固唾を飲んで大熱戦の行方を見つめている。
[午後8時36分]飯島八段 ▲6二銀に「いい手だ」
[午後8時32分]飯島八段「お互いの波長が合っている」「互角の応酬」「150手いってもおかしくない将棋だ」
[午後8時23分]控え室では検討が続く。まだまだ続きそうだとの声も。飯島八段「9時を超えそう」
[午後8時20分]優劣の分からない戦いが続く。控え室からは「激戦だ」との声が漏れる。
[午後8時10分]控え室の様子です。午前9時の対局開始から11時間が経過しました。

[午後7時57分]飯島八段が「いろんな手が出ましたが、▲6八金引、4二金と寄るのが、お互いの呼吸で一致しているのがすさまじい」とこれまでの局面を振り返りました
[午後7時54分]飯島八段「これ中盤なんですよね。中盤の中ぐらい」「命がけで戦っているのが盤面に出ている」
[午後7時34分]武富女流初段「あっという間に残り時間14分と24分!」
[午後7時27分]▲3四銀に、飯島八段「これはついに勝負に出ましたね」「といいつつ、まだまだ続きます」とさらに一言。
[午後7時19分]飯島八段「相撲で例えたらがっぷり四つに組んだ試合。大技をかける感じではない」
[午後7時14分]増田八段が駒音高く▲5五歩と指した。気合いを感じる一手です。
[午後7時すぎ]▲6八金引や△4二金について、武富女流初段「普通はここから佳境なんですが、指し直しになってまだ中盤戦。渋い中盤戦」「これは終わらないですね。終わりなき戦い」 飯島八段「攻めると言ってもこの矢倉を簡単に攻略できるとは思えない」「2人の世界に入っちゃってる」 飯島八段「金寄りでプレッシャーをかけている」と、後手の藤井棋王の△4二金を評価した。
[午後6時54分]大盤解説会場では休憩時間もファンのみなさんが勝負の行方を予想しています。

[午後6時48分]増田八段の残り時間は45分に。
[午後6時半]藤井棋王、増田八段とも残り時間が少なくなってきました。藤井棋王は残り33分、増田八段は残り1時間3分。
[午後6時20分ごろ]△4五歩▲2八角 「これは急に戦いが起きましたね」と飯島八段。「後手は何か対処しないといけません」と森内九段。
[午後6時10分ごろ]大盤解説では森内九段の1000勝!達成をお祝い。
500勝達成の飯島八段は「600勝を達成して『すごくないですか』と言っていただきたい」 立て続けに「すごくないですか」が登場しています。

※森下卓九段インタビュー、増田康宏八段との「将棋界 師弟物語」はこちら
[午後6時前]解説陣は「夜戦」に備えカロリーメイトで栄養補給!
[午後5時40分]萬代橋の街頭にも灯がともりました。

[午後5時35分]大盤解説会場では急きょ「次の一手」が出題されました。
a)▲4六角
b)▲3六銀
c)その他
拍手が懸かっています!
[午後5時20分]森内九段は対局者の様子について「藤井棋王はいつも通りだが、やや課題を感じた対局では」。盤面が進んでいる。大盤解説会場では、戦型を見ながら増田八段の「矢倉は終わった」が話題に。武富礼衣女流初段は「矢倉は終わったんじゃないのと突っ込んでしまいました」「私はほんと矢倉大好きです」
[午後5時13分]大盤解説会場に立会人の森内九段が登壇。千日手に「よもやの展開。△4四角で覚悟を決めました」

[午後4時54分]大盤解説会場の飯島八段「もう少し駒組みが進みそうです」
[午後4時40分]日本将棋連盟によると、棋王戦5番勝負での千日手は50期の歴史の中で過去に2回しかありません。1度目は1993年の第18期第1局、2度目は1998年の第23期第2局。今回で3度目、実に27年ぶりとなります。新潟対局44回の歴史では初となります。
[午後4時41分]控え室では対局後の記者会見など今後の日程のリスケジュールが行われています。

[午後4時31分]指し直し局開始。増田八段の先手です。
[午後4時25分]藤井棋王、増田八段ともに入室。盤上に駒を並べ直します。まもなく指し直し局開始です。
[午後4時17分]休憩を挟んで、31分ごろから指し直しです。
[午後4時ごろ]千日手成立。大盤解説会場の飯島八段「これまで20局以上、解説をやっていますが初めてです」
[午後3時57分]立会人の森内九段が、千日手での指し直しに備え、対局室手前で控えています。

[午後3時54分]同一局面が4回現れると千日手になります。仮に千日手になると、30分後に先後を入れ替えて対局再開。持ち時間は1時間を切っている藤井棋士の時間を1時間に戻し、足した分の時間を増田八段に加える形となります。
[午後3時46分]大盤解説会場では、次の一手クイズが出されました。A)千日手になる B)千日手にならない-という異例の出題です。
[午後3時38分]増田八段が△4一飛と打った場面で、控室では「えーっ」の声。森内九段は「千日手の可能性が出てきたということです」と解説しています。

[午後3時半]大盤解説会場では、増田八段が時間を使って指していることから千日手の可能性は低いのではと言われています。千日手になると残り時間が引き継がれるため、時間を消費しない方が得です。
[午後3時半前]大盤解説会場では千日手になるかどうかが、会場の参加者に尋ねられました。9割以上が「打開派」。会場の人たちは千日手にならないと見ているようです。

[午後3時15分]△4四角▲同馬△同飛▲7一角△4二飛▲2六角成△4四角▲同馬△同飛という展開が続くならば「千日手」になるかもしれないという指摘です。大盤解説会場では飯島八段と武富女流初段が、千日手以外の手順について調べています。
[午後3時5分]大盤解説会場には再び飯島八段と武富女流初段が登場。藤井棋王の75手目、5七金を見て飯島八段は「これは増田さんにチャンスがきている」とします。同じ手順が繰り返され、先後を入れ替えて指し直しになる「千日手」の可能性も取り沙汰されていますが、増田八段側に主導権があるようです。
[午後3時4分]午後のおやつ発表!※おやつ・勝負めし詳しくはこちら
[藤井棋王の午後のおやつ]...