「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します! 

3月2日第4節ホームC大阪戦後

新潟2ー2C大阪

監督会見のほか、DF堀米悠斗選手、DF舞行龍ジェームズ選手、DF藤原奏哉選手、DF稲村隼翔選手、FW矢村健選手に話を聞きました!

◆まずはC大阪パパス監督「最後の15分に違い作れた」

会見するC大阪のパパス監督

(試合の総括を)

初めにですね、もちろん新潟さんのホーム初戦ということで、難しいゲームになるっていうことはもう予想してました。ただ、チームの入りがですね、最初の10分はほんとに素晴らしくて、ビッグチャンスが二つありました。もちろんうちの狙いとしては、ハーフウェーラインから向こう側、要するに相手の陣地でサッカーをするっていうことでした。いい状況を作りながら、途中では逆転されてしまうんですけども、その後ですね、自分たちのサッカーを続けながら、いい攻撃をしながら、(中島)元彦が点を取ってくれまして、自分たちの選手の特徴を活かした戦い方を今日はしました。前半同様に後半もやりたかったんですけど、なかなか、後半のスタートはなかなかうまくいかないところもあり、ほんとに後半だけ見てしまうと、新潟さんの方がいいシーンがたくさんあったんではないかなと思います。

でも、ほんとに自分たちのチームの戦い方、主にですね、最後の15分に関しては、やっぱりちょっと違いを作れたかなという風に思っています。本当に残りの10分、15分、自分たちのやってきたものを最後まで貫いて、最後にゴールを取れたってことは素晴らしかったと思います。

プレーした選手だけを見ると、ほんとに若い選手が多くてですね。髙橋仁胡、西尾降矢、柴山昌也、北野颯太…。若い選手が戦い抜いて、スピリットを見せてくれたと思います。

(立ち上がりの布陣が、中島元彦選手のワントップというかゼロトップ気味で、その後ろを北野選手、ブエノ選手がサポートするみたいな形だったと思うが、1点目はまさに狙いが出ていた。その中島元彦選手のポジションの可能性は)

もちろん基本的にやりたいことは変わらない中ですね。前に人数をかけて攻撃的にっていう姿勢は変わらないんですけど、奪われた後とかはやっぱり脇にスペースが空いてしまうので、そこもどう守るかっていうところが重要になってきますね。

試合を振り返ると、うまくそういった攻撃的な姿勢を見せながら、うまく選手たちはやってくれたかなとは思うんですけども、まだまだですね。そういったところを落とし込んでいきたいなという風に思いますね。

簡単に言ってしまえば、どこにスペースがあって、そのスペースをどういう風に誰が有効に使うかっていうことが大切になってくるかなと思います。空いてるスペースが結構あった瞬間もあったので、逆に言うとやっぱそういったところをしっかりと使えるように今後はしていかないといけないかなという風に思います。

(チアゴ選手は今日先発したが、彼の守備が緩い部分で、新潟にサイドを変えられてピンチみたいなのが多かったんじゃないかなと思いますし、監督の求める基準で言うと、チアゴ選手の守備だと厳しいのではないか。あえてこう使うことによってフィット感を高めてるのか。ラファエルハットン選手についてはどう思うか)

3試合目終えてっていうとこなんですけれど、今のところの現状を言うとですね、やっぱり変えられるポジションの選手も今いるんですけど、やっぱ変えられない選手もいる中で、とにかくウィングに求めるところとすれば、とにかく仕掛けるっていうことで、あとはどんどん背後に走るっていうこと。あとはやっぱりプレスのところ、そこをしっかりと全うしてほしいっていうのがありまして。で、柏戦ですね。阪田澪哉と柴山昌也も頑張ってくれたっていうのもあります。で、やっぱりその2人を起用するっていうことはできたかもしれないんですけど、やっぱり怪我のリスクだったりとか、そういうとこ考えて、やっぱり変えていかなきゃいけない。

本当に先ほどおっしゃっていただいた通り、やっぱり外国人の選手が日本に来て、やっぱり本当に日本人のこのサッカーのアグレッシブさっていうところに対応するまでにフィジカル的なところも追いつかないところもあります。ただですね、本当に言い訳を言ってられないですし、やっぱりそういった選手にも、やっぱり求めていかなきゃいけないものってのは変わらないので、それが難しいから、やっぱりパフォーマンスが出せないじゃダメで、やっぱりそこに順応しながら、やっぱり自分の良さっていうのを出してほしい。

もちろんみんなの前でよく言うんですけど、やっぱり日本の文化、日本のサッカーっていうところにリスペクトの気持ちは選手にはいつも伝えてますし、だからこそやっぱり外国人だからといって特別扱いはしようと思ってないです。でも本当に求める行動は求めていきたいと思いますし、そこは変わりません。本当にハットンに関しては、それをしっかりと全うしてゴールまで決めてくれたかなと思ってますし。

◆樹森大介監督「しっかり守り切りたかった」

会見する新潟の樹森大介監督

(総括からお願いします)

ホームゲーム開幕ということで、本当にたくさんのサポーター、お客さんも入ってくれて、勝ち点3を取りにいったんですけど、最後に追いつかれてしまって悔しいです。前半、守備のところであんまりうまくいかないイメージだったんですけど、選手は我慢強く戦ってくれた。いい形で点は取れたんですけど、後半そこは修正して挑んで、具体的に言うと2点目が課題だったので、そこはクリアになったんですけど、最後に追いつかれてしまった、本当に悔しいゲームでした。でも、次節もホームでできるので、そこはさらに修正して勝ち点3を必ず取れるよう準備していきたいと思います。

(後半最後5バックで守りを固めたが、誤算だった部分はあったのか)

誤算というか、少しのところでイレギュラーな対応をしてしまったっていうところで、高木とか特にボランチで出る選手じゃないんですけど、そこのバランスがどうしようかっていうところと、3連戦の最後の試合だったので、ディフェンスラインがちょっと疲弊していた部分を感じて前に出したんですけど、そこは実際、相手がバンバンロングボールを入れてくるわけではなかったんで、そこまで真剣にならなくて良かったなとか色々思ったんですけど、相手が枚数かけてくる中では、ラスト5分ちょっとですか、しっかり守り切りたかったっていうのが率直な思いです。

(第1節、第2節はダイレクトの攻撃が多すぎたが、試合を重ねて良くなってきたか)

バランスだと思います。キャンプのところで、ボールを持ちながら縦の早い攻撃もっていうところにフォーカスしてやってきたので、第1戦、第2戦は特にそこが大きく出てしまったなと。前回のアントラーズ戦はもう1回しっかり自分たちのスタイルをっていう話をして、準備して挑みました。そしたらちょっと逆に重くなりすぎて、テンポアップしなくなったっていうところで、今日はしっかりボールを持ちながら、常に裏を狙いながら、ボールを動かすっていう形を今週は意識してやりました。バランス的には良かったんですけど、それでもやっぱりちょっとミスは多いなっていう印象で、そこらへんは修正してやれればなと思っています。

(ビッグスワンの雰囲気、光景はどうだった?)

本当にたくさんのサポーターの方々の声援がすごい雰囲気を作ってくれたのでありがたかったです。なおさらしっかり勝ち点3を取らなくちゃいけなかった。この緊張感のある、この雰囲気で戦えることは僕らにとってはプラスなので、必ず勝たないといけないなと今も思っています。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

DF堀米悠斗「自分たちのやりたいこと示すシーン増えている」

引き上げるDF堀米悠斗=デンカビッグスワン

(試合を振り返って)

単純に悔しいっていう気持ちと、ただ監督も変わって、メンバーも大きく変わって、そうだな、なんて言えばいいんだろうな。確実に...

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