
水田などに生息するジャンボタニシ(農林水産省提供)
稲の苗を食い荒らすジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の生息域が隣県まで広がったことを受け、新潟県はジャンボタニシのほ場への持ち込みを禁止するルールを定めた。違反すると過料が科せられる。県によると、新潟県での生息は確認されていないが、各地で食害が問題になっており、侵入を防ぎたい考えだ。
ジャンボタニシは南米原産の大型の巻き貝。1980年代に食用目的で輸入されたが普及せず、業者の廃棄などで野生化した。柔らかい苗やレンコンの若葉などを食べ、濃いピンク色の卵塊をつくる。
農林水産省によると、2022年時点で、長野や群馬を含む35府県で生息を確認。24年には除草目的で水田に放し飼いする投稿が交流サイト...
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