冬季の停電を想定して行われた柏崎市と地域住民による訓練=柏崎市大広田
冬季の停電を想定して行われた柏崎市と地域住民による訓練=柏崎市大広田

 冬季の夜間に停電が発生し、長期化したケースに備えるための災害訓練が、新潟県柏崎市大広田の北条コミュニティセンターなど市内3会場で行われた。市職員と地域住民が共同で災害時の初動を確認し、地域に配備された蓄電池の稼働時間を検証した。

 柏崎市内では2022年12月の大雪で、倒木被害が発生。市防災・原子力課によると、電線の切断などによって6100カ所で停電した。被害が大きかった北条地区では、最長で1週間近く停電が続いた。

 訓練はこうした経験を基に、北条地区内で2月8日に実施。各町内会長や自主防災会のメンバーが参加した。市防災・原子力課によると、住民が参加して蓄電池の性能確認などを行う実地訓練は全国で...

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