被災地での経験を共有した新潟市水道局の報告会=新潟市中央区関屋下川原町
被災地での経験を共有した新潟市水道局の報告会=新潟市中央区関屋下川原町

 能登半島地震や豪雨の災害復旧の支援に職員を派遣した新潟市水道局は、経験を共有しようと活動報告会を局内で開いた。現地で直面した復旧作業の課題に加え、派遣に向けた準備段階の動きなどを振り返り、災害対応の向上を目指した。

 報告会は職員向けに2月中旬に行われ、現地での活動や後方支援に回った職員6人が報告した。水道局の派遣日数は、能登半島地震が141日間、奥能登豪雨が59日間におよび、いずれも38日間だった東日本大震災を上回った。

 現地では、水が止まった水道管の漏水検査に水を流す目的で給水車を使うなど、緊急的な対応が多かったという。全国から支援に来た自治体との連携も重要で、報告した職員らは「現場の状況...

残り243文字(全文:543文字)