
新潟県内の主な信用金庫と信用組合は3月、普通預金金利と貸出金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)を引き上げる。日銀が1月下旬に政策金利中央銀行が景気や物価をコントロールする手段として使う短期金利のこと。誘導目標金利とも呼ばれる。好景気で物価が想定より上昇した場合、政策金利の引き上げ(利上げ)を実施して個人消費や設備投資を抑え、景気が過熱しないように調整する。景気が悪くて物価が下落している場合は引き下げ(利下げ)によって景気を刺激する。の追加引き上げを決めたことを踏まえ、金融環境の変化に対応する。
県内の信金最大手の三条信金(三条市)、新潟信金(新潟市中央区)、県内の信組最大手の県信組(新潟市中央区)、協栄信組(燕市)は、普通預金金利を現行の年0・10%から0・20%に改定する。いずれも定期預金金利の改定を予定する。
短プラの引き上げ幅は4信金・信組とも0・250%。三条信金は年3・375%、新潟信金は年3・500%、県信組は年2・375%、協栄信組は年3・275%となる。
改定日は三...
残り74文字(全文:374文字)