天神講で、天神様の掛け軸の絵を描いた子どもたち=燕市小高
天神講で、天神様の掛け軸の絵を描いた子どもたち=燕市小高

 学問の神様・菅原道真をしのび、子どもの健やかな成長や学業成就を願う「天神講」が、新潟県燕市の公立保育園・こども園の13園で行われた。

 命日の2月25日に道真の掛け軸を飾って色鮮やかなお菓子を供える風習で、燕市が子どもたちに受け継いでもらおうと企画し、毎年行っている。

 小高保育園(小高)では2月25日、ステージ中央に道真の掛け軸を、周囲に園児が描いた道真の塗り絵を飾り付けた。赤いタイのお菓子などを供え、約70人の園児がクラスごとにお祈りをした。

 年長組は掛け軸を見ながら画用紙に天神様の絵を描いた。「ひげがムズい」「(画用紙に)体は入るかな」などと約30分、色や形を確かめながら描き、時折掛け軸に...

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