
停電を想定し、暖房や照明を切った中で避難所生活を体験する市民ら=新潟市西区寺尾上3
冬の災害による避難所生活を体験する会が、新潟市西区で開かれた。市民らは、停電で暖房や照明のない状況を体験し、厳寒期に必要な備えを考えた。
「新潟市防災士の会西区支部」が初めて主催し、市民や地元の防災士ら計約20人が参加した。2024年1月に行う予定だったが能登半島地震が発生し、約1年延期していた。
2月上旬の体験会は坂井輪地区公民館を会場に、冬の夕方に地震が発生し、停電していると想定して実施。暖房や照明を付けずに行った。参加者は、想像以上に足先が冷えることや、懐中電灯などがなければ、周囲が見づらいことを実感した様子だった。
体験会では避難所の設営訓練や、防災士の資格を持つ西区の獣医師永松航太...
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