新潟市民病院
新潟市民病院

 新潟市議会市民厚生委員会が3月10日に開かれ、厳しい経営が続き2024年度決算で初の債務超過に陥る見通しの新潟市民病院(新潟市中央区)に対し、経営改善策に関する質問が相次いだ。

 市民病院の高橋直也経営企画課長が、新型コロナウイルスによる受診控えの影響が続く一方、光熱費や人件費が上昇する厳しい状況を改めて報告した。

 委員からは「コスト削減の工夫を教えてほしい」との声があり、高橋課長は「25年度当初予算編成で可能な限り取り組んでいるが、執行段階でも削減の余地がないか検証しながら進めたい」と述べた。25年度は一般会計から約36億円を病院事業会計に繰り入れる方針だが、さらなる繰り入れについては「財務当局としっかり協議したい」とした。

 また高橋課長は、...

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