新潟市民病院
新潟市民病院

 新型コロナウイルス禍の受診控えなどで経営が悪化し、2024年度決算で初の債務超過となる見通しの新潟市民病院(新潟市中央区)は2月26日夜、外部の医療関係者らの意見を聞く「新潟市病院事業運営審議会」を開き、厳しい現状を報告した。

 会では新潟市民病院経営企画課の高橋直也課長が、患者数が減少する一方、人件費や光熱費が上昇しているとして、「数年のうちに運転資金が枯渇することもあり得る」と説明した。

 委員からは「もっと広報をして患者を集める努力をするといい」「入院患者の在院日数を短縮して新規患者を受け入れるため、他の医療機関や介護施設との連携強化が必要だ」などの意見があった。

 大谷哲也病院長は、これま...

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