
除雪車を使って雪室に雪を入れる作業=津南町米原
新潟県の津南町特産のユリ「雪美人」を保管する雪室に雪を入れる作業が、津南町米原(まいばら)にあるJA魚沼の施設で行われた。少雪だった2024年は農道などから雪をかき集めたが、25年は施設周辺に降り積もった雪で十分な量があり、除雪車で「天然の冷蔵庫」に運び込んだ。
JA魚沼によると、雪室は年間を通じて室温を4度前後、湿度は80%以上に保てるため、球根の貯蔵や、切り花の出荷に合わせて開花時期を調整するのに欠かせない。津南町のユリ農家は11軒で、年間100万本を出荷する。
雪入れは、町の除雪隊に協力してもらい、2月27日に行った。除雪車で雪の壁を崩すなどして雪を次々に搬入。ロータリー除雪車で高く積...
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