昔の暮らしを想像できる「懐かしの新潟民具展」=胎内市下赤谷
昔の暮らしを想像できる「懐かしの新潟民具展」=胎内市下赤谷

 新潟県胎内市で昭和の終わりごろまで使われていた生活用品を紹介する「懐かしの新潟民具展」が、下赤谷の市美術館で開かれている。わらや竹を材料にした衣類や道具など約1000点を展示し、一部は触わったり、体験したりできる。

 展示するのは、江戸時代ごろからの衣食住に関する道具。昔の暮らしを想像できるよう会場の中心にいろり端を再現した。海岸部から山間部に魚を売りに来た「ハマノショ」のてんびん棒や往診する医師を乗せたそりなどから地域性を実感できる。

 小学生の社会の授業でも活用されており、地元の築地小3年生33人が2月見学した。わらの長靴を履いたり、黒電話を使ったりして現代の暮らしとの違いを学んでいた。

 鉄...

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