
新潟県弥彦村は3月11日、JAが運営主体から撤退する村の枝豆共同選果場について、2025年度の新たな運営体制を明らかにした。村内の事業者が主体となり、選別で出る規格外枝豆の粉末化事業を並行して進め、生産者の施設利用料の引き下げを図る。
村が議会に説明した。新たな運営主体は合同会社の「ヤヒコアベニール」。人材派遣型の企業版ふるさと納税により、村の特別職として枝豆の粉末化事業を担当している藁科(わらしな)克彦さん(60)が、2024年11月に地域商社として立ち上げた。
JAは12月、人手不足を理由に運営主体からの撤退を村に通知。選果場の継続に向けてアベニール社が手を挙げ、村やJA、生産者でつくる...
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