馬頭琴を演奏しながら読み聞かせをする渡辺博史さん=佐渡市畑野
馬頭琴を演奏しながら読み聞かせをする渡辺博史さん=佐渡市畑野

 モンゴル民話「スーホの白い馬」を、物語中に出てくるモンゴルの弦楽器、馬頭琴の音色とともに楽しむ読み聞かせ会が、新潟県佐渡市の畑野小で開かれた。国語の授業で習う民話ということもあり、児童たちは真剣に耳を傾けた。

 会は3月7日に行われた。演奏を披露したのは、佐渡市内で社会教育活動を行う渡辺博史さん(47)。民俗楽器に関心があった渡辺さんは、モンゴル出身の知人から馬頭琴を習った経験を生かし、2023年ごろから島内の学校で馬頭琴を使った読み聞かせをしている。この日は2年生14人を前に「スーホの白い馬」を朗読し、場面に応じて馬頭琴を演奏した。

 児童は、初めて見聞きする馬頭琴に興味津々。読み聞かせ後は馬...

残り190文字(全文:490文字)