
契約調印式で握手する日本農業新聞の田宮和史郎社長(右)と新潟日報社の佐藤明社長=3月21日、新潟市中央区
新潟日報社(新潟市中央区、佐藤明社長)は日本農業新聞(東京都台東区、田宮和史郎社長)と、新潟県内向けの日本農業新聞を受託印刷することで合意した。3月24日付から開始する。
受託するのは群馬県藤岡市で印刷されている約7000部。21日、新潟日報社で契約調印式が行われ、田宮社長は「新潟は重要な農業県だ。冬場は新聞輸送に時間がかかるが、現地印刷により問題が改善される。印刷の委託により、最新ニュースを届ける体制が整った」と期待した。
佐藤社長は「人口減少や担い手不足など農業を巡る課題は少なくなく、日本農業新聞の役割はますます大きくなる。安定的な印刷、輸送に力を尽くしていきたい」と述べた。
また、朝日新聞社(東京都中央区、角田克社長)が、藤岡市で印刷している新潟県内一部地域向けの朝日新聞朝刊約1万4千部も、24日付から新潟日報社が印刷する。これにより従来の受託印刷分と合わせ、新潟県全域分の約2万7千部を印刷することとなる。
新潟日報社は読売新聞、毎日新聞なども受託印刷しており、受託総部数は約15万部となる。...