2024年の2人以上世帯のコメ購入量は60・20キロで、前年から3・55キロ(6・3%)増加したことが総務省の家計調査家計における1カ月の消費支出の推移を分析し、総務省が毎月公表している。2人以上世帯を中心とした全国の約9千世帯を対象に食料や住居、光熱・水道、教養娯楽といった費目ごとの支出額を調査票に記入してもらう。購入した数量の記載欄もある。前年や前年同月と比較した費目ごとの支出の増減が分かり、経済政策の判断材料に使われることもある。の分析で3月22日分かった。購入量がプラスとなったのは新型コロナウイルス流行で巣ごもり需要のあった20年以来4年ぶりだ。価格が高騰する中でもコメへの支出は数量ベースで拡大し、品薄への不安感が消費者を駆り立てている可能性がある。

 流通関係者は...

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