
完成した統合浄水場の設備を見学する、竣工式の出席者ら=3月23日、燕市笈ケ島
新潟県燕市と弥彦村の4浄水場の統合による「燕市・弥彦村統合浄水場」が燕市笈ケ島に完成し、3月23日に現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。新潟県内最大規模のセラミック膜ろ過システムを採用。災害にも強い施設で、安全でおいしい水を安定的に供給する。式典では両市村の関係者ら約80人が、4月1日の本格稼働を前に今後の安全な水道事業運営を願った。
統合浄水場の処理能力は、1日当たり最大4万2500立方メートルの給水が可能で、約8万2千人分の給水人口を想定する。信濃川の水をくみ上げて水に含まれる砂やマンガンなどを除去し、セラミック製の膜にある約0・1マイクロメートルの小さな穴で汚れを完全に取り除く。その...
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