刷新された、朝鮮半島出身労働者関連の案内表示=佐渡市相川地区
刷新された、朝鮮半島出身労働者関連の案内表示=佐渡市相川地区

 戦時中、新潟県の佐渡金山で働いていた朝鮮半島出身労働者の宿舎跡などに、2024年夏ごろに佐渡市が設置した案内表示が刷新された。細かい説明や地図が加わったほか、新たに「共同炊事場跡」にも設置され、併せて全4カ所になった。

 世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」が登録される際に日本政府が表明した、「全体の歴史」の説明・展示の一環。案内表示はいずれも金山周辺の相川地区にある。

 2月末までに市が作業を終えた。江戸時代のメインストリート「京町通り」にある「第一相愛寮跡」では、「戦時中、朝鮮半島出身の労働者が居住していたことがわかる記録(昭和18年5月末時点で185人在籍)が残っています」など、従来の説明...

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