新潟県内の若手大工が腕前を競った技能競技大会=妙高市上町
新潟県内の若手大工が腕前を競った技能競技大会=妙高市上町

 新潟県内の若手大工が建築技術を競う「第53回新潟県建築組合連合会技能競技大会」が妙高市上町の新井ふれあい会館で開かれ、腕自慢の9人が課題作品の制作に取り組んだ。

 建築現場では加工済みの部材を使ったり電動工具を用いたりすることが多い。大会は、手作業による製図やのみ、かんなを使った加工など伝統的な技能の継承や技術向上を目的に、新潟県建築組合連合会が毎年開催し、今回は3月22日にあった。

 競技は、屋根の角の部分に当たる「隅木」と「脚立」の2部門で、5時間半の制限時間内に図面の作成から木材加工、組み立てまでを行った。参加者は時間を確認しながら黙々と取り組み、会場にはのこぎりやのみの音が響いた。

 各部...

残り58文字(全文:358文字)