
任期満了に伴う新潟県知事選(5月29日投開票)は12日の告示まで、あと1週間に迫った。4日時点で立候補を表明しているのは、2期目を目指す現職花角英世知事(63)と、会社役員の新人片桐奈保美氏(72)。国政与党と一部野党などが支援する花角氏は実績を強調して幅広い層の支持獲得を狙う。共産、社民両党と市民団体などが支える片桐氏は「反原発」を前面に訴えて浸透を図る。
花角氏陣営には自民、公明両党に加え、前回は対立候補を推した国民民主党と県内最大の労働団体、連合新潟が付く。特定の政党に寄らない「県民党」を掲げ、分厚い組織で臨む。
特に自民は組織力を生かし、選挙対策の実務などで陣営を全面的に支える。連休...
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