
佐渡市消防団が刊行した広報誌「しまもり」。普段の訓練の様子やメンバーの人となりが紹介されている
不足する消防団員の確保につなげようと、佐渡市消防団が広報誌「しまもり」を刊行した。編集に携わった団員は「団員の活躍を知ってもらうきっかけにしたい。安心して暮らせる島を目指すため、一緒に活動してほしい」と、団員への応募を呼びかける。
島内の消防団員は、4月1日現在1601人。2005年には2000人弱いたが、高齢化や少子化による担い手不足に伴って年々減少が続いている。
刊行の音頭を取った佐渡市消防団長の村川辰雄さん(60)は「いざという時に欠かせない存在である一方、『厳しそう』『誰が、どんなふうに活動しているのか分からない』など、詳しく知らない人が多い」ともどかしさを語る。
そうした状況の中、...
残り483文字(全文:783文字)