長岡市与板地域で建設中の「与板地域交流拠点施設」。公共施設の多機能化が進む(本社小型無人機から)
長岡市与板地域で建設中の「与板地域交流拠点施設」。公共施設の多機能化が進む(本社小型無人機から)

 20年前、六つの市町村が合併し、新たな長岡市の歩みが始まった。地域は、行政は、どう変化したのか。次の20年をどう歩むのか。現実を見詰め、光を探す。(6回続きの2)

 長岡市与板地域の旧与板支所跡地に、地域の新たな核となる施設建設のつち音が響く。2025年度中の完成を目指す「与板地域交流拠点施設(仮称)」だ。

 老朽化が著しかった支所とコミュニティセンターの機能を併せ持ち、約250人収容の多目的ホールなどを設ける。整備には約13億8千万円を投入し、事業費の一部は合併特例債を活用して積み立てた「ふるさと創生基金」を充てる。

 06年、与板町は寺泊町や和島村などと共に長岡市と合併。長らく地域が要望してき...

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