
地元住民やボランティアらがスコップを手に丁寧にトビシマカンゾウの苗を植栽した=佐渡市願
トビシマカンゾウの群生地として知られる佐渡市願の大野亀で13日、佐渡両津海府観光協会による苗の植栽作業が行われた。強風が吹く中、地元住民やボランティアらがスコップを片手に汗を流した。
30年ほど前から行っている保護活動の一環。今年はJA佐渡の女性部や本間組、内海府小中学校に通う離島留学生ら約50人が参加した。数年かけて種から育てたり、株分けしたりした約2500株を、周辺の道路沿いなど花の少ない所に補足する形で丁寧に植えた。
大野亀にはおよそ50万株100万本のトビシマカンゾウが群生しており、例年5月下旬から6月上旬に見頃を迎える。
地元の山口栄一郎さん(68)は、「地域は高齢化しているが大勢...
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