
鈴木牧之記念館の開館35周年を記念した絵本「くま ひとをたすける」
江戸時代の塩沢(現南魚沼市)の文人、鈴木牧之が著した「北越雪譜」に載っている物語を題材にした絵本「くま ひとをたすける」が出版された。男性とクマの心温まる交流を優しいタッチで、分かりやすく伝えている。
南魚沼市塩沢の鈴木牧之記念館の開館35周年を記念し、記念館の指定管理者である市文化スポーツ振興公社が出版した。北越雪譜を題材にした絵本が出版されるのは初めてで、記念館が編集した。北越雪譜の125話のうち、子どもにも分かりやすく、ハッピーエンドの物語を選んだ。
絵はイラストレーターのスズキテツコさんが、文は玉川大学(東京)などで日本民俗学論を教える山崎敬子さんが担当した。2人は「マチダグミ」の名...
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