
役割分担に沿って協力しながら給食を配膳する濁川中の3年生=新潟市北区新崎
本年度中の市立中学校の全員給食化を目指す新潟市で、北区の濁川中など5校で先行実施が始まった。給食センターなどで調理され、自校で配膳する「食缶方式」の給食に切り替わり、生徒が温かい給食を味わっている。
市立中学校など計57校のうち、すでに食缶方式の給食を導入していたのは29校。残りの28校では、民間の調理場から配送される給食か、持参の弁当を選択する「スクールランチ方式」を採用していた。
食育に関する関心の高まりや有識者会議からの提言を踏まえ、市は全員給食化を決定。今月から濁川中のほか南浜中、大江山中、赤塚中、中野小屋中の計5校で先行実施している。
濁川中では9日、給食センターで調理された米飯や...
残り248文字(全文:548文字)