
医師の確保に向けた連携協定書を手にする花角英世知事(左)と宮澤啓介・東京医科大学長=県庁
県は、東京医科大(東京都)と医師育成のための連携協定を結んだ。県が大学とこうした協定を結ぶのは初めて。締結に先駆け、糸魚川総合病院(糸魚川市)など県内4病院では東京医大生4人が今月から臨床実習を行っており、両者はさらなる連携を進める考えだ。
県は2022年度、大学卒業後に本県の指定医療機関で9年間勤務すれば、貸与した修学資金の返済を全額免除する「地域枠」を東京医大に設けた。この縁から、大学側が県に臨床実習の受け入れを要請した。
4月21日に県庁で締結式があり、花角英世知事と東京医大の宮澤啓介学長が協定書に署名した。県によると、東京医大から県内の高校に講師を派遣してもらい、進路講演会などを予定...
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