
村松陸軍少年通信兵学校で使われた無線機など資料が並ぶ「村松と戦争の記憶展」=五泉市村松乙
戦後80年の節目に合わせた特別展「村松と戦争の記憶展」が、五泉市の市村松郷土資料館(村松乙)で開かれている。村松地区にあった「村松陸軍少年通信兵学校」で使われた無線機や教科書などの資料約85点が並んでいる。
村松陸軍少年通信兵学校は、1943年に旧村松町に開設。全国から集まった若者がモールス符号や暗号の組み立てなど、通信や暗号技術を学んだ。
特別展では、通信兵学校の卒業生に関する資料が並ぶ。通信兵を乗せ、米軍の攻撃で撃沈した輸送艦「秋津丸」の指揮官の遺族から借用した、学校の写真を初めて展示。戦禍に巻き込まれた悲劇を伝えている。
特別展は5月11日まで。木曜休館。一般130円、中学生以下無料。...
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