物価高が続く中で迎える今年のゴールデンウイーク(GW)。新潟県の旅行代理店の予約状況は“二極化”が見られる。前年にはなかった欧州などを目指す動きが戻り、ウイルス禍からの回復が顕著。一方、日並びの影響から韓国といった近場や、万博が話題の大阪方面も人気だ。時期や場所をずらして、旅行費を抑えようという節約志向もうかがえる。

 「比較的遠い方面の予約がいい」。日本旅行新潟支店(新潟市中央区)の担当者は手応えを語る。GWの予約状況は販売ベースで前年並み。行き先として欧州やオセアニア方面の増加が目立つという。国内は定番の首都圏に加え、関西方面が前年比3割増。担当者は「大阪・関西万博の効果ではないか」と話す...

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