花角知事の定例記者会見＝23日、県庁
日米関税交渉で政府が米国産のコメの輸入を増やす方向で検討していることについて、花角英世知事は２３日の定例記者会見で「過去の貿易交渉において、コメは特別なものとして扱われてきた。引き続き国内生産を原則として進めていってもらいたい」と述べ、政府をけん制した。
国では、年約７７万トンを非関税で輸入する既存のミニマムアクセス（最低輸入量）の制度内で、実質的に米国向けの枠を設定し、枠は６万トン程度とする案が浮上している。
会見で花角知事は、１９９３年に合意した関税貿易一般協定（ガット）ウルグアイ・ラウンドなど過去の貿易交渉でコメの関税が維持されてきた経緯を踏まえ「国民の生活の基で非常に敏感な部分だ」と...
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