
負傷者役を担架に乗せ、搬出する署員ら=4月30日、新潟市西蒲区の角田山
新潟市西蒲区の角田山で30日、西蒲消防署と西蒲署が山岳救助訓練を行った。署員ら約20人が山中で負傷者が発生した場合の手当や下山までの動きを確認した。
西蒲消防署によると、角田山では春に山岳事故が多く、今年も4月に2回出動した。親子連れや初心者が増える大型連休を前に、救助の動作をチェックしようと合同訓練を行った。
訓練は七つのコースの中でも特に険しいとされる灯台コースの2合目で実施。登山者が足をけがして動けなくなった状況を想定した。救助隊は20分ほどで山を駆け上がり負傷者役の人形を保護すると、担架に乗せ約1時間半かけ、丁寧に搬送した。
西蒲消防署の武田哲樹(さとき)救助隊長(39)は「下山中の...
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