佐渡市は、公共用地の取得や土地開発を円滑に行うために設置していた「市土地開発基金」を6月に廃止する。地価の下落が進んだことや、新市合併以降の大規模事業が一段落したため。基金約5億9500万円を一般会計に繰り入れるほか、基金が所有する16件の土地の売却や所管課による有効活用を進める。

 基金は予算計上することなく、迅速に用地を買収するために使われ、地価が高騰し、公共用地の取得が難しかった高度経済成長期以降、...

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