
長岡市が、深刻化する空き家対策でてこ入れを図る。本年度は5年ぶりに全市で実態調査をするほか、調査結果を新たにデータベース化し、日々の通報の情報と一元的に管理できるようにする。地域の高齢化が進み、空き家は増える傾向にある。にもかかわらず、私有財産である空き家に行政が直接手を入れることは難しいという現実があり、市と連携する民間組織も対策を強めていく。
空き家の数は国が5年に1度調べている。直近の2023年調査では、長岡市の空き家は1万6240戸で、18年調査に比べて1910戸増えた。住宅総数に対する空き家率は18年は12・6%だったが、23年は13・5%となった。
長岡市が本年度に行う調査はこれ...
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