
決算発表会見で第四北越FGとの経営統合の効果などを説明する群馬銀行の深井彰彦頭取=5月8日、群馬県庁
第四北越フィナンシャルグループ新潟県に地盤を持つ地方銀行の第四銀行と北越銀行が経営統合して2018年に設立された持ち株会社。傘下2行は21年に合併して第四北越銀行となった。24年3月末時点の連結総資産額は11兆1378億円。25年3月末時点で第四北越銀の店舗は新潟県内189店、同県外14店の計203店。海外にも中国・上海に駐在員事務所を置く。連結従業員数は3504人。 (FG、新潟市中央区)と経営統合に向け基本合意した群馬銀行1932年に設立された群馬県を地盤とする地方銀行。2024年3月末時点の連結総資産額は10兆8182億円。25年3月末時点で国内店舗は群馬県内111店と同県外48店の計159店。海外も米ニューヨークに店舗があり、中国・上海やタイ・バンコクなど3カ所に駐在員事務所がある。連結従業員数は2927人。(前橋市)は8日、2025年3月期の決算を発表した。深井彰彦頭取は群馬県庁で記者会見し、統合の目的について改めて言及。コスト削減よりも、収益を伸ばすための統合だと強調し「(営業エリアが)面的に拡大し、お客さまのためになることが一番大きなポイントだ」と述べた。
記者会見で深井頭取は、両社の支店が重なっていないことなどからリストラ的な統合効果は限られると説明。その上で「面的拡大と、両行が持つ強い顧客基盤を重ね、つなぎ合わせることでビジネスチャンスをつくりたい」と強調した。統合により、企業の合併・買収(M&A)...
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