
利用者にスマートフォンの使い方を教える学生(右)。スリーエスが橋渡し役となって、学生らの生活支援に取り組む=新発田市(スリーエス提供)
生活苦に直面している学生やシングルマザーらを支援する一般社団法人「スリーエス」(新潟市中央区)が発足し、活動を本格化させている。企業などの依頼を受けた法人が当事者に作業を委託する仕組みで、当事者の収入増を目指す。
スリーエスは昨年9月、新発田市でフードバンク事業などに携わる土田雅穂さん(75)らが立ち上げ、土田さんが理事長に就いた。名前は、学生(student)とシングルマザー(single mother)をサポート(support)するという思いを込め、三つの言葉の頭文字「s」から取った。
スリーエスが企業や団体、個人などから仕事を受け、あらかじめ登録した学生やシングルマザーに委託する。企業・団体と当事者の...
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