「最後の瞽女」小林ハルさんの20回目の命日に開かれた妙音講=胎内市熱田坂
「最後の瞽女」小林ハルさんの20回目の命日に開かれた妙音講=胎内市熱田坂
「最後の瞽女」小林ハルさんの20回目の命日に開かれた妙音講=胎内市熱田坂

 「最後の瞽女(ごぜ)」と呼ばれた故小林ハルさんの20回目の命日に合わせ、胎内市熱田坂の老人ホーム「胎内やすらぎの家」で、瞽女の行事「妙音講」が32年ぶりに行われた。瞽女唄の継承者が全国から集まり、演奏を披露して小林さんをしのんだ。

 三条市出身の小林さんは2005年、105歳で亡くなった。養護盲老人ホームの胎内やすらぎの家で晩年を過ごした。

 妙音講は、瞽女の「守り本尊」である弁財天に瞽女唄を奉納したり、食事をしたりして瞽女の繁栄を願った行事で、胎内やすらぎの家でも1993年まで年1回行われていた。

 小林さんの命日の4月25日には、小林さんから瞽女唄を習った萱森直子さん(67)=新潟市西区=や竹...

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