
燕ゆかりの25人の作品を集めた「燕手仕事展」=燕市大曲
若手からベテランまで、燕にゆかりのある職人らの作品を集めた企画展「燕手仕事展」が、燕市産業史料館(大曲)で開かれている。鎚起(ついき)銅器をはじめ、きせる、彫金作品など燕の伝統的な技法を用いて制作された約50点が並ぶ。
燕手仕事展は1973年に燕市産業史料館が開館して以来続く展覧会で、46回目。今回は「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録を記念し「金(きん)」をテーマとした。
会場には、人間国宝の玉川宣夫さんによる香炉をはじめとする、25人が丹精した花器やオブジェなどが並ぶ。金工作家の須佐真さんは、真ちゅうを使い鎚目で蛇柄を表現したきせるなどを出品。鎚起銅器職人の細野五郎さんのつぼ「春よ来い...
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