県は19日、燕市内の3地点(燕、殿島、蔵関)で、2024年度に行った有害物質「トリクロロエチレン」の大気濃度調査の結果を発表した。年間平均値の基準値である1立方メートル当たり130マイクログラム以下で、全3地点で基準値を下回った。一方、県は依然として高い値が検出された時期もあることから25年度もモニタリングを継続するとしている。

 県は3地点で毎月の調査結果を公表している。24年度の年平均値は燕市燕で1立方メートル当たり120マイクログラム、同市殿島で同26マイクログラム、同市蔵関で同92マイクログラムだった。

 トリクロロエチレンは金属加工部品の洗浄などに使われ、発がん性があるとされる。金属...

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