
新潟県は8月8日、新潟県燕市内の2地点(燕、蔵関)で、有害物質トリクロロエチレンの大気中濃度が環境基準値(1立方メートル当たり130マイクログラム)を超えたと発表した。直ちに健康に影響はないとしている。蔵関では4カ月連続で超過。県が2019年度に毎月のモニタリング調査を始めてから初めてとなり、周辺の複数地点で追加調査する。
県は7月8、9日に殿島を加えた3地点で調査。燕で320マイクログラム、蔵関で180マイクログラムを検出した。トリクロロエチレンは金属加工に使用され、発がん性が指摘されている。体内に取り込むと健康被害があるとされる。
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