ねぎ塾で苗の定植を学ぶ塾生ら。水品雅嗣塾長(奥右)がこつを丁寧に説明した=十日町市新町新田
ねぎ塾で苗の定植を学ぶ塾生ら。水品雅嗣塾長(奥右)がこつを丁寧に説明した=十日町市新町新田

 十日町市でブランド野菜「やわ肌ねぎ」の生産拡大の取り組みが進んでいる。ベテラン農家が若手生産者に栽培技術を伝えるほか、手間がかかる出荷を担う共選場を設置して参入のハードルを下げ、生産者の裾野を拡大してきた。大雪の影響などで遅れていた苗の植え付けも本格化。2025年は過去最大の950アールで作付けする。24年の販売額7800万円から、目標の「1億円産地」が達成できるか注目が集まる。

 13日、十日町市新町新田の畑で開かれた「ねぎ塾」で、塾長の上原忠吉さん(69)と水品雅嗣さん(45)が苗の定植について講義。切った溝が乾かないうちに真っすぐに植え付けて倒伏を避けるノウハウなどを実演、指導した。

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