納骨堂の前で行われた越佐招魂社祭=15日、新発田市西園町3
納骨堂の前で行われた越佐招魂社祭=15日、新発田市西園町3

 本県の長岡以北から出征し、戦地で亡くなった先人を慰霊する「越佐招魂社祭」が15日、新発田市西園町3の西公園で営まれた。各地の遺族会や、花角英世知事ら政財界の代表約150人が参列。戦後80年の節目を迎え、恒久平和への誓いを新たにした。

 西公園は、旧陸軍歩兵第16連隊の拠点があった陸上自衛隊新発田駐屯地の向かいにある。日清・日露戦争以降に亡くなった県内の戦没者約1万4600人をまつる納骨堂や、慰霊碑などが設置されている。

 式典は神事と仏事の両形式で行われ、参列者は焼香を上げた後、玉串を奉納した。

 県連合遺族会の中山恭夫会長は、戦後生まれの国民が全人口の9割を占め、戦争の記憶が失われようとしている...

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