
25日に解体調査される予定の上町町内会の台輪=新発田市中央町3
新発田市の夏を彩る「城下町新発田まつり」の六つの台輪(山車)のうち、上町町内会が所有する台輪が、部品の点検などのため数十年ぶりに解体される。作業は25日午前8時半、新発田市役所札の辻広場で開始し、市民に公開される。
新発田まつりの台輪は300年近い歴史を誇る。まつりでは、町内の男衆が前輪を持ち上げては地面に下ろす勇壮な「あおり」が見せ場。台輪同士が互いに競り合うような場面もあり、まつりの華として広く知られる。
あおりの際には台輪に衝撃が加わることから、上町町内会では毎年、まつりの前に車輪などを点検する。まつり以外の期間は、中央町3の「台輪蔵」で保管展示している。
台輪は三輪構造で御殿風の2階...
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