
Jリーグが27日、2024年シーズンの各クラブ経営情報を開示しました。気になる指標の一つに「トップチーム人件費」があります。というのも、前年(2023年シーズン)は新潟がJ1の中で最少で、少し話題になりました。まだ今回は、決算時期の異なる柏と湘南を除く先行発表の段階ではありますが…、結果はどうだったでしょうか?
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2023年の人件費がJ1最少のアルビレックス新潟、でも○○○成長率は一番高い
まずは売上高を見てみましょう。J1~J3の58クラブ合計で過去最高の1649億円を記録しました。中でも最も多かったのは浦和。2年連続で100億円の大台を突破しました。広島は新スタジアム効果で、前期比38億円増。では、新潟を含めたJ1の売上高ランキングがこちらです。

2023年シーズンは新潟にとってJ1復帰の年。売り上げも大きく伸ばしましたが、2024年はさらに4億円の上積みがあり、40億円超え。暫定で多い方から14番目となっています。最後まで残留争いをした苦しいシーズンでしたが、スポンサー収入、入場料収入、物販収入は増えており、黒字を確保しています。
ただ、上位を見れば2倍以上の差があり、ほぼ全てのJ1クラブが売り上げを伸ばしています。すぐにとは難しそうですが、上に近づいていきたいですね。
次にトップチーム人件費...
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