
県央基幹病院
県は29日、昨年3月に開院した済生会新潟県央基幹病院(三条市)の2024年度決算は純損益が10億3400万円の赤字だったと発表した。入院診療単価が見込みを下回ったことが主な要因。当初予算で見込んだ赤字額400万円を大幅に上回った。入院診療単価の向上などにより収支改善を進め、27年度の黒字化を目指す。
県が設置し新潟県済生会が運営する県央基幹病院は、県央医療圏の中核として救急医療などを担う。24年度の救急搬送件数は目標の6000件を上回る6412件だった。県地域医療政策課は「断らない救急の実現に向けて取り組みが着実に進んでいる」とする。
初年度に当たる24年度決算は、本業の収入を示す病院事業収益と...
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