
開発したアイスクリームを紹介する三条商業高校商業クラブの生徒たち=三条市役所
発展途上国で生産された商品を公正な価格で取引するフェアトレード(FT)に取り組んできた三条商業高校(三条市田島2)の商業クラブが、新たにアイスクリームを開発した。途上国産の砂糖と、三条市下田地域などで採れる野草を材料に用い、「FTを校外の人にも知ってもらう機会にしたい」と意気込んでいる。
途上国では、子どもも低賃金で働き、学校に通えないなどの課題が深刻だ。こうした問題の解決に向け、商業クラブではこれまでも菓子などを開発し、校内でFTの重要性を周知してきた。今回は、地元の「ごんぼっ葉」(野草のオヤマボクチの葉)と組み合わせたアイスを考え、市内の事業者に製造してもらった。
生徒たちは5月中旬に市...
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